皆さんこんにちは。
大阪府堺市を拠点に、店舗内装工事やリフォームを手掛ける有限会社新原工務店です。
店舗の出店やオフィスの移転を進める際に、「A工事・B工事・C工事の違いがよくわからない」「B工事の見積もりが高すぎるけれど、安くする方法はないのだろうか」など、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。
実は、それぞれの工事区分を正しく理解し、事前の準備やレイアウトの工夫を行うことで、高額になりがちな工事費用を予算内に抑えることが可能です。
この記事では、店舗出店で損をしないために、A工事・B工事・C工事の基本的な違いから、費用が高額になる理由、そしてコストを削減するための具体的なコツについて分かりやすく解説します。
初めて店舗の開業や移転を控えている方はもちろん、限られた予算で理想のお店づくりを実現したいとお考えのオーナー様も、ぜひ参考にしてみてください。
■3つの工事の簡単な見分け方

店舗やオフィスを借りて内装を作る際、誰が業者を選定し、誰が費用を負担するかによって、工事はA、B、Cの3種類に分けられます。業界知識がない方でも簡単に違いがわかるようにまとめると、以下のようになります。
・A工事は「貸主(オーナー)が業者を選び、貸主がお金を払う工事」です。(建物の外壁や共用部など)
・B工事は「貸主(オーナー)が業者を選び、借主(あなた)がお金を払う工事」です。(空調や防災設備など)
・C工事は「借主(あなた)が業者を選び、借主がお金を払う工事」です。(店舗の内装や壁紙など)
この区分を知らないと、思わぬところで予算オーバーなどのトラブルにつながる可能性があります。まずは具体的な分け方やルールを見ていきましょう。
・工事区分表でルールを確認
物件を借りる際、賃貸借契約書と一緒に渡されるのが「工事区分表」です。ここには、建物のどの部分を誰の責任と費用で施工するのかが細かく記載されています。
例えば、天井の仕上げや分電盤(ブレーカーの箱)の増設などを、オーナー(貸主)とテナント(借主)のどちらが担当するかが一覧になっています。
物件ごとにルールは異なるため、内装の設計やレイアウトを検討する前の段階で必ずこの表をチェックし、どこまでが自分の費用負担になるのかを把握しておくことが重要です。
・B工事とC工事の違い
テナント側が費用を負担する工事には、大きく分けてB工事とC工事があります。
C工事は、壁紙の張り替えや照明器具の設置など、店舗やオフィスの専有部分(自分たちが専用で使う空間)に対する工事です。業者の選定も発注もテナントが自由に行えます。
一方、最も注意が必要なのがB工事です。これは空調設備や給排水、防災設備など、建物全体の安全性や機能に影響を与える箇所を指します。費用負担はテナントですが、指定業者の選定と発注はビルオーナーが行うため、相場よりも見積もりが高額になる傾向があります。
・資産区分の分け方
工事完了後、その設備が誰の持ち物(資産)になるのかを明確にするのが資産区分です。原則として、躯体(建物のコンクリートの骨組み)や共用部分のエレベーターなどはオーナーの資産となります。
C工事で設置した間仕切りや持ち込んだ什器(店舗用の家具や備品)などはテナントの資産です。注意点はB工事で、テナントが費用を出して導入した空調などであっても、建物の一部に組み込まれるためオーナーの所有権となるケースが一般的です。
所有権が貸主にあるため勝手に改修はできず、退去時の原状回復(入居前の状態に戻すこと)の範囲にも大きく関わってきます。
■B工事の費用が高くなる理由

店舗の出店やオフィスの移転において、借主の頭を最も悩ませるのがB工事の費用です。「なぜこんなに見積もりが高いのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。ここでは、その理由と背景にある事情を解説します。
・指定業者が決まっている
費用が高額になる最大の理由は、工事を依頼する指定業者が決まっている点です。B工事は建物全体の設備に関わるため、オーナーは建物の構造を熟知している管理会社や指定業者に発注します。
自分で複数の会社から見積もりを取って安い業者を選ぶ(相見積もりをする)ことができないため、価格競争が起きず、割高になる傾向があります。
・法律や建物の決まり
消防法などの法律や、ビル独自の厳しいルールもコストを押し上げる要因です。例えば、店舗内に間仕切り壁を新設して個室を作る場合、法律によってスプリンクラーや火災報知器の増設が義務付けられることがあります。
これらの防災設備の変更はB工事に該当するため、壁の設置費用だけでなく設備工事の費用が上乗せされ、想定以上の予算が必要になるケースが少なくありません。
■工事費用を安く抑えるコツ

B工事などの内装工事にかかる費用は、借主側の工夫次第で削減できる可能性があります。限られた予算内で理想の店舗を実現するために、実践すべきコストダウンの方法をご紹介します。
・早めにスケジュールを組む
B工事は貸主側の指定業者が行うため、自分たちの希望通りに作業が進まないことがよくあります。工期が延びると、営業開始前の家賃を無駄に支払うことになり、結果的に出店コストが膨らんでしまいます。
これを防ぐには、契約段階から発注期限を逆算し、時間的な余裕を持ったスケジュールを組むことがポイントです。早めに準備を進めることで、業者からの特急料金などの追加請求リスクも回避できます。
・見積もり内容を精査する
オーナーから提示されたB工事の見積書をそのまま受け入れず、細かい項目まで確認することが費用の削減に繋がります。「本来はC工事として、自分たちで安く手配できる作業が含まれていないか」などをチェックしましょう。
専門的な判断が難しい場合は、C工事を依頼する内装業者に相場や仕様を一緒に確認してもらい、その根拠をもとに貸主側へ価格交渉を行うのも効果的な手段です。
■スムーズな出店への手順

店舗のオープンに向けて、現場の工事をトラブルなく進めるためには事前の準備が成功の鍵を握ります。ここでは契約前や工事前に実践すべきステップを解説します。
・貸主と工事範囲を相談
賃貸借契約を結ぶ前に、ビルオーナー(貸主)や管理会社と打ち合わせを行い、お互いの費用負担の範囲をすり合わせましょう。
例えば、共用部分のトイレの改修や入り口ドアの変更など、境界が曖昧になりやすい箇所は要注意です。事前に図面を用いて「この壁の工事はどちらが担当する?」と細かく確認することで、後からの追加請求やトラブルを回避できます。
・資産区分を明確にする
工事完了後、新設した設備が誰の所有物になるのか(資産区分)を明確にしておくことも欠かせません。テナントが費用を出して取り付けた空調設備でも、契約で「貸主の資産」となれば勝手に売却や交換はできません。
また、所有権がオーナーにある場合、故障時の修繕費用を誰が負担するのかも問題になりがちです。契約の段階で責任の所在をはっきりさせましょう。
・退去時のルールを確認
出店時に退去の話をするのは気が引けるかもしれませんが、原状回復(入居前の状態に戻すこと)のルール確認は非常に重要です。
自分たちで作ったC工事の内装を解体するだけでなく、B工事で増設した防災設備なども「撤去して元に戻す」のが基本となるケースが多くあります。退去時に高額な工事費用で慌てないよう、入居の段階で戻す範囲を正しく把握しておきましょう。
■まとめ

店舗の出店やオフィスの移転において、A工事・B工事・C工事の違いを正しく理解することは、無駄な出費を抑え、予算内で理想の空間を実現するための第一歩です。特に借主が費用を負担する「B工事」は、オーナーによる業者指定の制約などから見積もりが高額になりやすいため、最も注意が必要なポイントとなります。
契約前の段階で「工事区分表」をしっかり確認し、貸主と工事範囲のすり合わせを行うことがトラブル回避に繋がります。また、C工事でのレイアウトの工夫や、早めのスケジュール調整を意識することで、工事費用全体を賢く抑えることも可能です。退去時の原状回復のルールも事前に把握し、スムーズで後悔のないお店作りを進めていきましょう。
■店舗の内装工事やオフィス移転をご検討中なら「新原工務店」にご相談ください!

有限会社新原工務店は、大阪府堺市を拠点に関西エリアで30年以上にわたり地域密着で建築工事に携わってきた会社として、地元の物件事情に精通した設計・施工をご提供しています。個人のお店から法人様のオフィスまで、規模を問わず使いやすさとデザイン性を両立するプランニングが可能です。
当社はご相談から完工まですべて自社で完結させる「ワンストップ対応」に強く、複雑なA工事・B工事・C工事が絡むテナント出店でもスムーズな進行が特長です。
専任の担当者が現地を細かく確認し、建物の制約や指定業者のルールを踏まえながら「B工事のコストを抑えるレイアウト」「使い勝手の良い動線」「費用対効果の高い設備」など、一人ひとりのご予算に合わせた最適な計画を丁寧にご提案します。
実際の施工事例でも、初期費用を抑えつつ、集客力や快適さを高めた魅力的な店舗へと生まれ変わった事例が多く、お客様から高い評価をいただいております。
新原工務店は「常にお客様ファースト」の理念と地域密着の強みを活かし、施工後のアフターサービスやちょっとした設備のメンテナンスにも迅速に対応。経験豊富なスタッフが一貫してサポートするため、初めての店舗出店や移転でも安心してお任せいただけます。
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