皆さんこんにちは。
大阪府堺市を拠点に、店舗内装工事やリフォームを手掛ける有限会社新原工務店です。
店舗やオフィスの内装工事を依頼する際に、「軽天工事とはどのような工事なのか」「見積もりにあるLGSや軽鉄とは何が違うのか」など、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。
実は、軽天工事は木材に比べて耐火性や耐久性に優れており、安全で自由度の高い空間をつくるためには欠かせない重要な工程です。専門用語や手順を正しく理解することで、見積もりの妥当性を判断し、無駄なコストを抑えながら工事を進めることが可能になります。
この記事では、内装工事を検討している方に向けて、軽天工事の基本的な役割やメリットから、天井や壁の具体的な施工手順、そして気になる単価や費用相場までを分かりやすく解説します。
店舗の改装やオフィス移転を計画している発注担当者やオーナー様はもちろん、内装工事の基礎知識を身につけたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
■軽天工事の役割とメリット

軽天工事は、店舗やオフィスの内装づくりにおいて、天井や壁の下地となる骨組みを作る重要な工程です。軽量な鉄骨を組み合わせて空間の枠組みを作り、最終的な仕上げとなる石膏ボードを貼るための土台となります。
・軽天とLGSの違い
見積もりなどに「軽天」「軽鉄」「LGS」と異なる言葉が記載されていて戸惑うことがありますが、実はこれらはすべて同じ工事を指しています。LGSは「Light Gauge Steel(軽量鉄骨)」の略称で、正式な名称です。
一方、軽天は「軽い天井」を意味する現場の通称として一般的に使われています。薄い鋼材であるため加工がしやすく、現場の状況に合わせてサイズや寸法を柔軟に調整できるのが特徴です。
・木材との比較と強み
昔の木造建築では木材で骨組みを作っていましたが、近年では店舗やオフィスの内装工事において軽天が主流となっています。木材と比較した最大のメリットは、火災に強い耐火性と、湿気による腐食や反りがない耐久性です。
例えば、水や火を多く使う飲食店の厨房付近でも、金属製の軽天なら劣化しにくく、長期間にわたって品質が安定します。また、部材の重量が軽いため作業効率が良く、工期を短縮してコストを抑えられるのも大きな強みです。
・建設業許可の必要性
軽天工事を業者に依頼する際、工事の規模や費用によっては建設業許可を持った専門業者を選ぶ必要があります。具体的には、軽天工事を含む内装仕上げ工事の費用が税込1,500万円以上になるような大規模なリフォームや移転の場合、許可を受けた業者でなければ施工できません。
許可を持つ業者は、国や自治体の厳しい基準をクリアした技術と管理体制を備えている証拠でもあります。価格や単価の比較だけでなく、大規模な工事にも適法に対応できる業者かどうかの確認も大切です。
■天井の軽天工事と手順

店舗やオフィスの内装工事において、天井の骨組みを作る軽天工事は、空間の広さや機能性を左右する重要な工程です。ここでは、天井に軽量鉄骨を設置していく具体的な手順と、快適な環境を作るためのポイントについて解説します。
・天井の軽天の組み方
天井の軽天工事は、建物のコンクリート部分にアンカー(固定するための金具)を打ち込む作業から始まります。そこから吊りボルトと呼ばれる金属の棒を垂らし、野縁受け(のぶちうけ)というメインの骨組みを固定します。
さらに、その上に野縁(天井の仕上げ材を貼るための細長い金属バー)を格子状に配置していきます。現場の図面に合わせて部材を切断し、ピッチ(部材と部材の間隔)を正確に調整しながらビスで固定することで、天井の高さや水平を一定に保ちます。
むき出しのコンクリート天井から金属の棒を吊り下げ、そこに巨大な金属の網目を組んでいくようなイメージです。この下地の精度が、最終的な天井の美しさや強度を決定づけます。
・防音や断熱のポイント
軽天工事で使われる金属の部材そのものには、音を遮ったり熱を防いだりする機能はありません。そのため、上の階の足音が響くのを防いだり、エアコンの効きを良くしたりするためには、軽天の骨組みの間に防音材や断熱材を敷き詰める作業が必要です。
例えば、静かな環境が求められるオフィスや、隣のテナントへの音漏れを防ぎたい飲食店などでは、石膏ボードを貼る前にグラスウールなどの素材を隙間なく充填します。このひと手間を加えることで、外の暑さや寒さの影響を受けにくくなり、空調にかかるコストの削減にもつながります。
用途に合わせて、施工業者に必要な性能を事前に相談し、計画に組み込んでおくことが大切です。
■壁・間仕切りの軽天工事

店舗やオフィスのレイアウトを決める際、空間を区切るために行われるのが壁や間仕切りの軽天工事です。ここでは、壁の下地となる金属の骨組みをどのように組み立てていくのか、その手順と仕上げの工程について解説します。
・軽天壁の組み方と手順
壁の軽天工事は、まず床と天井に「ランナー」と呼ばれるコの字型の金属レールを固定することから始まります。このランナーが壁の土台と天井側の受け皿になります。次に、そのレールの中に「スタッド」と呼ばれる柱のような縦の金属部材を、一定の間隔(ピッチ)で立てていきます。
例えば、広いオフィスを会議室と執務室に分ける際、このスタッドの配置によって新しい部屋の壁の位置が決まります。ドアや窓枠を取り付ける部分には、強度を高めるために専用の補強材を追加し、骨組みが歪まないようにしっかりとビスで固定して安定させます。
・クロスやボードの仕上げ
骨組みが完成した後は、石膏ボードと呼ばれる板をスタッドに貼り付けていきます。このボードが壁の下地となり、最終的にクロス(壁紙)や塗装で仕上げるための平らな面を作ります。ボードの継ぎ目やビスを打ったくぼみは、パテという粘土のような材料で平らに埋め、乾燥させてから仕上げの作業に入ります。
店舗のデザインに合わせて、木目調のクロスを貼ったり、おしゃれな塗装を施したりすることで、無機質な金属の骨組みが魅力的な内装へと生まれ変わります。防音性や耐火性をさらに高めたい場合は、ボードを二重に貼る施工方法も採用されます。
■軽天工事の単価と費用相場

軽天工事を業者に依頼する際、見積もりの金額が適正かどうかを判断するためには、費用相場を知っておくことが大切です。ここでは、天井と壁の単価の違いや、コストを抑えて発注するためのポイントを解説します。
・天井と壁の単価の違い
軽天工事の費用は、施工する面積(平方メートル)ごとの単価で計算されるのが一般的です。使用する鋼材のJIS規格や寸法、ボードの種類によって価格は変動しますが、壁よりも天井の工事の方が単価が高くなる傾向にあります。
これは、天井の施工には足場を組む必要があり、上を向いたまま重量のあるボードを固定するなど、作業の難易度が高く時間もかかるためです。また、店舗の形状が複雑で部材の切断や加工が多く発生する現場では、標準的な四角い部屋よりも見積もり金額が上がることがあります。
・費用を抑える発注のコツ
内装工事の費用を少しでも抑えるためには、設計の段階で効率的なプランを立てることが重要です。例えば、天井の軽天工事を行わずにコンクリートをそのまま見せる「スケルトン天井」を採用すると、材料費や施工の手間を削減できます。
また、業者に依頼する際は、軽天工事からボード貼り、クロスの仕上げまでをまとめて一つの会社に発注することで、工程の管理がスムーズになり、余計な中間マージンや人件費をカットしやすくなります。事前に複数の専門業者から見積もりを取り、内訳を比較して把握することもコストダウンにつながります。
・失敗しない業者の選び方
軽天工事は壁や天井の中に隠れてしまう部分だからこそ、見えない下地を丁寧に施工する技術の高い業者を選ぶ必要があります。価格の安さだけで選んでしまうと、ボードの継ぎ目がずれてクロスがひび割れたり、建物の振動で壁が歪んだりする原因になります。業者を選ぶ際は、オフィスや店舗など実際の施工実績が豊富かどうかを確認しましょう。
また、見積もりの際に「どのような材料を使い、どのくらいの間隔で骨組みを作るのか」を分かりやすく説明してくれる、対応が誠実な業者であれば、工事の品質も安定しており安心して任せることができます。
■まとめ

店舗やオフィスの内装づくりに欠かせない軽天工事(LGS工事)は、木材に比べて耐火性や耐久性に優れ、工期短縮やコスト削減につながる多くのメリットがあります。天井や壁の骨組みとして、アンカーやボルト、ランナーやスタッドといった専門的な部材を用いて正確に組み立てられ、最終的な内装の仕上がりを左右する重要な土台となります。
費用面では壁よりも作業が難しい天井の方が高くなる傾向がありますが、スケルトン天井の採用や、仕上げ工事までを一括で発注することでコストを抑えることが可能です。完成後は見えなくなる部分だからこそ、施工実績が豊富で確かな技術と提案力を持つ信頼できる業者を選ぶことが、理想の空間づくりの成功の鍵となります。
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